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HOME > 死別経験者への支援 > 遺族の集いを開催するには

 遺族の集いは、大きく分けて、遺族自身が中心になって運営している「セルフヘルプグループ」と、専門職が中心になって運営している「サポートグループ」があります。サポートグループの場合は、運営主体によって参加が制約されるところもあります。例えば、病院が開催している場合は、その病院で亡くなられたご遺族が参加対象者となります。

 もし、遺族の集いを開催しようと考えている場合は、誰を対象にするのか、またどういったことを目的に開催するのかを最初に決める必要があります。その上で、会場、会費、約束事、発行物やリーフレット、運営スタッフ等について検討します。

 会場は可能であれば、公共交通機関のアクセスが良いところが望ましいでしょう。地域によっては、駐車場の確保が優先される場合もあります。継続的に安定運営していくためには、会場の確保は大切です。公民館を使用する場合は、使用料が安価で利便性の良い会場は競争率も高く、会場の確保に苦慮しているグループも少なくありません。

 参加費については、活動内容によって必要とされる運営費が異なってきます。会の活動内容を検討し、活動に必要な会費設定をする必要があります。安定的に運営していくために補助金を獲得しているところもあります。サポートグループの場合は、運営主体が費用を捻出しているところが多いです。

 遺族の集いでは、約束事、つまりグループで話し合う際のルールを決めます。例えば、集いで話された個人情報を他で話さないことや、一方的なアドバイスはしない、人と悲しみを比べる発言は控える、それぞれの人たちの体験の個別性を尊重する等です。安全で安心して集える場所を作ることが、最も重要な運営スタッフの役割です。

 集いを多くの人に知っていただくために、集いの説明、趣旨、開催日と開催場所、費用等を記載したリーフレットがあると良いでしょう。このような発行物は、小さい子どものいる方や、死別後、まだ外に出ることが難しい時期の方など、集いに参加できない方にとっては、会の情報が得られる手段のひとつとなります。

 運営スタッフの確保は、集いを安定して運営するために重要です。特定のスタッフに役割が集中することがないように、役割分担に注意しましょう。また、スタッフ間でミーティングし、お互いの集いに対する考え方を共有しておくことが大切です。